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記憶が良すぎるのも


 今日は脳研究者の池谷裕二氏のエッセイから。


「欧州神経科学研究所の研究で、遺伝子工学技術を用いて記憶力の優れたネズミを生み出したところ、エサの場所を覚えるのが早く記憶も長期安定する反面記憶が更新されにくく、エサの場所を変えると新しいエサの場所と古いエサの場所のどちらが新しいかという認識が難しくなった」※一部を抜粋・要約


つまり、記憶というものはだんだんと薄らいでぼやけていくことによって、脳が「過去」を「過去」として認識するということです。記憶が鮮明すぎると10年前の記憶も1年前の記憶も脳内では昨日のことのようにハッキリしてしまい記憶が過去から現在へ縦につながるものではなく横に並列化されてどのくらい前の出来事かわからなくなってしまいます。


自閉症のうちの長男にも同じ傾向があり、幼少期におじいちゃんに怒られたことや小学生の時の時にプールで足を怪我したことなどのマイナスの記憶が何かの拍子についさっきの出来事かのように鮮明によみがえってその都度本人がつらくなってしまいます。


とは言え過去の記憶を消去することはできないので、うちでは「いい記憶で薄めよう」という方針でやっています。プラスの記憶とマイナスの記憶の割合を10,000:1くらいにできればマイナスの記憶がよみがえることも減り、長男も少しは生きやすくなるのではという考えです。


まあ人間ほどほどに忘れっぽいほうが幸せなのかもしれませんね。


多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや

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