腰痛に関係する筋肉③ハムストリングス

今回はハムストリングスです。これは大腿の裏側の三つの筋肉の総称です。図は右ももを後ろから見たところですが、外側(図では右側)が大腿二頭筋、真ん中が半腱様筋、その内側から裏にあるのが半膜様筋になります。
主な働きは膝関節の屈曲と、股関節の伸展。具体的には階段をダッシュで駆け上がる時に前脚をグッと後ろに引き付ける動きです。
この筋肉も例によってもう一つの重要な役割を担っています。それが「前屈時の骨盤の角度調整」です。ハムストリングスが硬いと、前屈時に骨盤の後ろが下に引っ張られてスムーズに前傾しないため前屈の負担がもろに腰部に来てしまいます。ちょっと前屈をした時にギックリ腰になりやすい方は、ハムストリングスの緊張が原因の一つかもしれません。もちろん当院でもきっちり施術させて頂きます。
図は筋肉.guide様より