整体師になった理由
ふつう整体師を目指す人は何らかのストーリーを持っているものです。例えばひどい腰痛を○○の手技で直してもらって感動したとか、大会前にけがをして病院では大会には間に合わないと言われたが整体の施術を受けて奇跡的に回復したなどです。
さて、僕の場合はどうかというとこれが何にもないんですよ。ええ、恥ずかしいくらいに整体師を目指すストーリーが無いんです。
大学を出て僕は某飲料メーカーに就職し、自販機を回ったり4トン車で配送なんかしてたわけです(免許を取って初めて運転したのが4トントラックという無謀さ)。仕事は忙しく、今振り返れば充実していたと思うんですが、なぜか楽しくないんですよ。それでもやもやしていたある休日に本屋さんに行ったら『専門学校案内』が置いてありまして、何気なく手に取ってパラパラめくると「姿勢保健均整学院(今は東都リハビリテーション学院)」が目に入りましてそこに通ってみようと思ったんです。
直観です。「何となく」こっちの世界に来てしまったわけです。そんな人間が整体院を開院して日々楽しく仕事をしているんだから人生って分からないものですね。最近J-WAVEを聴いていたら、『直感には力がある。直感を信じよう』と言っていて、そうだよねーと一人納得しています。
腰を痛めて何年もゴルフが出来なかった方が出来るようになったり、膝が動かなくなってスキーをあきらめていた方が「この冬に5回もスキーに行っちゃったよー」などと報告を受けたり、体調の回復とともに精神的にも落ち着いてきた方を見ていていたりすると、改めて整体という仕事はいろんな方の人生に関わらせていただくやりがいがあり、かつ楽しい仕事だと実感します。
今日も一日頑張りますのでよろしくお願いします。
ちなみに私が通った学校です。今は整体の科(均整科)は無くなってしまったようですが参考まで。