肩こりに関係する筋肉④大胸筋
大胸筋は、腕立てふせやベンチプレスで鍛えられる胸部の大きな筋肉です。
上腕骨を内側前方にねじるように引っ張る働きの筋肉なので、ここが緊張すると、腕や肩が前方に引っ張られて猫背気味の姿勢になりやすくなります。
背中が丸まると首が重心より前に出てしまうため、僧帽筋や頭張筋、頭板状筋などで頭部を後ろから引っ張るようにして支えなければならず首から肩にかけてのひどいこりに繋がる傾向にあります。いわゆる「姿勢の悪さからくる肩こり」です。このタイプの肩こりは頭頚関節に強い緊張が見られ、当院が得意とする「筋緊張型頭痛」を発症するケースも多々あります。
また、大胸筋とともに背部の僧帽筋や菱形筋も硬くなると、例えれば上半身がゴムでぐるぐる巻きにされたような状態になり、息苦しさや不眠に悩まされる一因となるので要注意です。
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