肩こりに関係する筋肉⑧斜角筋
斜角筋は前、中、後と三種類あるのですがここではまとめて「斜角筋」として取り扱います。
斜角筋は頸椎と肋骨をつなぐ筋肉で、頸部、頭部を深いところで支える筋肉です。首の横から斜め前あたりにコリを感じる方は、ここの緊張が原因となっていることが多々あります。
また、斜角筋の緊張が頭板状筋や小後頭直筋の緊張と同様に筋緊張型頭痛の一因にもなったり、コリと同時に吐き気や気持ち悪さ、のどが苦しい感じなどの自覚症状につながることもあります。更に、前斜角筋と中斜角筋の間を通っている神経を圧迫すると、腕がしびれたりだるくなったりといういわゆる「斜角筋症候群」につながる恐れもあります。
ただ、ここも胸鎖乳突筋と同じく自律神経に関係するデリケートな部分ですので、施術には細心の注意が必要です。
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