しつけの思い出

北海道で行方不明になっていた男の子、無事に発見されたようで良かったです。うちも昔公園で長男が行方不明になったことがあり、他人事ではありませんでした。
今回父親が「しつけのつもりで」やった事がこういう事態を引き起こしたようですが、ふと私も似たような経験があった事(こんな大事件ではありませんが)を思い出しました。
当時小学校に入る前だったと思いますが、私はトイレのドアを閉めるのが怖い子供でしてね。いつもドアを少し開けたまま用を足していたんですよ。
その日は家族でどこかに出かけた際、ドライブインに立ち寄ってお昼を食べていたのですが、その食事中に私が「大きい方」を催しまして・・・。父がトイレに連れて行ってくれたんです。
個室に入りいつものようにちょっとだけドアを開けたまま用を足そうとすると、それを普段から快く思っていなかった父がいきなりドアをばたんと閉めやがったんですよ。しかも向こうから押さえつけているようで、押そうが叩こうがびくともしません。
「閉じ込められた!」私はパニックになりましてね。何とかしてここから脱出せねばと思ったところで目に飛び込んできたのがトイレにある半分だけ押して開く小窓でした。私は無我夢中で小窓に飛びつき上半身をねじ込んだところで「くまのプーさん状態」(図参照)ですよ。私は大泣きしてそれからはお店の人を巻き込んでの大騒ぎに・・・という顛末です。
父は「しつけのつもりで」やったようですがこども側の受け取り方は「虐待」でした。このように大人側と子供側の認識の差はどんなことにおいても存在すると思います。自分も子供にしつける時はこの経験を踏まえ行動するように気を付けています。