イギリスのＥＵ離脱

　イギリスが国民投票により、ＥＵを脱退することが確実となりました。今後しばらくは世界経済、株式、円相場が荒れるでしょうね。安倍首相がサミットでハッタリをかました「リーマンショック級」の経済不安がこんな形で実現するとは・・・。

　このような国民投票は最後には大抵「現状維持」の方に振れるものなので、私は正直イギリスがＥＵに留まることになるだろうと予測していました。

　今回は低所得者層を中心とした現状を変えたい革新派と、テロや 難民からイギリスの伝統や誇りを守りたいという保守派がたまたま「ＥＵ離脱」という共通項でくくられただけであって、今後の政治的なかじ取りは非常に混迷を深めるのではないでしょうか。

　また、今後スコットランドや北アイルランドがＥＵ残留の為にイギリスから独立する気運も高まると思われ、今回の離脱が「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」の解体にまで発展するかもしれません。

　今朝の朝日新聞に、チャーチル英元首相の名言が載っていたのでご紹介します。

「築き上げることは、多年にわたる長く骨の折れる仕事である。破壊することは、たった１日の思慮のない行為で足りる。」 (朝日新聞２０１６年６月２５日号　天声人語より引用)

　　　　　　　　　国も、組織も、そして人生も。

多摩市多摩センターの整体院からだや