肩の痛みに関係する筋肉①棘上筋
今回は肩の痛みについてです。まず外せないのが「棘上筋」ですね。肩の痛みの3,4割はこの筋肉が何らかの形で関与しています。
棘上筋は、腕を横に上げる時に最初に使われる筋肉で、肩関節を外側に捻じる働き(外旋)もあります。
また、棘下筋、小円筋、肩甲下筋とともに「回旋腱板」を形成し、上腕骨を肩甲骨に引き付けて肩関節を安定させる役割も担っています。
棘上筋が弱くなると、肩関節が安定した状態で腕を上げにくくなるため、棘上筋自体に過大な負担がかかり、痛みを生じます。これが進行すると、いわゆる四十肩、五十肩と言われる状態になります。ちなみに四十肩五十肩とも名前が違うだけで同じものです。
四十肩をこじらせると、人によっては1年以上痛みが続くこともありますのでそれを防ぐために初期対応が重要となります。具体的には筋肉を使うリハビリ、そして他動的な可動域改善です。怖がって全く使わないと長引くケースが多いので、肩に違和感を感じたら早めにご相談ください。
図 筋肉.guide様 http://www.musculature.biz/
多摩市多摩センターの整体院からだや