仙台市青葉区愛子その2
「ササニシキ」をご存知ですか?昔はコシヒカリと人気を二分したブランド米です。母方の祖父母の家は農家で、このササニシキを作っていました。
小学生の僕には一面の田んぼは圧倒的な存在感で、子供心にあぜ道をどこまでも走って行きたくなる様な衝動を覚えたものです。むせかえるような草の匂い、眠れないほどの夜中の蛙の声。引っ越し続きだった僕にとってはこの風景がまさに変わらない「田舎」でした。
ササニシキの人気の陰りとともに、愛子地区の田んぼの面積は次第に小さくなっていきました。そして仙台市との合併をきっかけに仙台市街に通勤するのに便利なベッドタウンへとあっという間に変貌を遂げるのです。
地域の真ん中に大きな道路を通し、その両側には様々な商業施設がずらり。そして道路から奥まった地域に団地や住宅街が。そう、実は多摩ニュータウンとほぼ同じ構造なのです。
前にも述べましたが、僕は多摩ニュータウンが大好きです。その一方で同じように開発された愛子地区が好きになれないとは身勝手なものですね。子供の頃のノスタルジックな原風景はいつまでたってもそのままであって欲しいというどうしようもないわがままな感情です。
8月22,23日は連休を頂いて祖父母のお墓参りに行ってきます。
多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや