答えは風に舞っている
みうらじゅんが以前オレンジページに連載していたエッセイにいいものがあったのでご紹介します。
「答えは風に舞っている」
長い時間をかけて学校でつけてしまったクセは、すべてのことに答えを求めてしまうことです。
当然、出される試験には答えがあり、それはたいがい一つです。よく「私なりの答えを出してみました」と、いう人がいますが、それではいい点はもらえないでしょう。
学校を卒業すると定期的な試験はありませんが、決心や実力の程度を試み、試すための試験が待ち構えています。それには苦難がつきもので、逃げ出したりするとダメな人になってしまいます。言い方を変えれば、人はダメな人と呼ばれないためにがんばっているわけです。しかし、問題なのはダメな人は本当にダメなのか?ということです。
そもそも自分の判断基準はどこからきたのでしょう?疑いもなく、それが答えだと思い込んでいるフシがあります。
もし仮にこの世に平等ということがあるとすれば、それは人それぞれ違うということを認めることが平等です。自分と違うからと言って、ダメかダメじゃないかを判断しているなんておかしな話です。
どうやら試験と違って、生きることに答えはないようです。それでも答えを出そうとすると必ず頭が痛くなるのがその証拠です。
ないと思えばもう楽ちん。いい点を取る必要はまったくないからです。
多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや