人工椎間板置換術
XJAPANのYOSHIKIが米ロサンゼルスの病院で「人工椎間板置換術」を受け、無事成功したとの報道がありました。
正直、あまり症例を聞いた事が無い手術だったので調べてみると日本の病院では行っていないんですね。
これは長い間の負担により、変形、変性した椎間板を除去し、 ポリエーテルエーテルケトンを素材とした人工椎間板に置き換えるもので、フィギュアスケート金メダリストのプルシェンコもこの手術を受けていたようです。
一見画期的な手術のように思われますが、現時点では問題点もありそうです。
1 耐久性の問題
まず挙げられるのが人工椎間板と、それを固定する部分の耐久性の問題です。現にプルシェンコも人工椎間板を固定していたボルトが破損して再手術を余儀なくされています。ただし、人工股関節や人工膝関節がこの10数年で一気に進化したように、素材や固定法が改善されていく事は間違いないでしょう。
2 本当に椎間板が痛みの原因なのかという問題
もう一つ重要なのが、人工椎間板置換術を行うことにより本当に痛みの除去につながるのかという点です。椎間板以外にも、骨や筋肉、神経自体の変性、そして姿勢による過重の負担など、様々な痛みを生じる要因がいくつも挙げられます。ということは、椎間板だけを人工椎間板に置き換えたからと言って症状の改善につながるかは正直未知数だと思われます。
とはいえ、こういった研究が進むのは非常に喜ばしいことです。また、iPS細胞を使った再生医療が進めば、この二つの問題の解決につながるかもしれませんね。
多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや