コンビニのざるそばを作る工場で働いた思い出
食品工場の人手不足を背景に、高性能の食品産業ロボットが引く手あまたです。
例えばすし用のシャリ玉を1時間に4800個作れたり、肉にくしを1時間に6000本させたりといった機械が工場に続々と導入されています。
私も学生時代、コンビニのざるそばを作る工場でアルバイトをした経験があります。当時はほぼ人の手によって商品が作られていました。
バイトがベルトコンベアーの横に1列に並び、各役割を果たします。ざっと思い出してみると、
1 上の機械から落ちてくるざるそばを容器でキャッチする係
2 容器に入ったそばを箸で整える係
3 そばの上に透明シートを置く係
4 めんつゆの袋を置く係
5 わさびを置く係
6 海苔を置く係
7 しば漬けをスプーンで入れる係
8 商品の点検をする係
といった役割を黙々とこなし、10分経ったら次々と交代(一人余りがいて、「8」まで行ったら10分休み、その人が次は「1」に入る仕組み) していきます。
バイトを始めて最初のうちはついていくのが精いっぱいだったのですが、3日もすると慣れてきて、まるで自分が機械の一部になったかのように思えます。そうこうしているうちに不思議な現象が起きたのです。ある日仕事中に、つい学校の試験の事を考えてぼやっとしてしまいました。以前なら手が止まって注意される状況ですが、その日は違いました。
頭では試験の事を考えながら、手は勝手にめんつゆを入れているのです
人間ってこんなことができるのかとビックリした20数年前の思い出です。
多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや