無症候性アルツハイマー

認知症の中でも多くを占める「アルツハイマー型認知症」は、脳内にアミロイド蛋白という物質がたまることにより発症することが判っています。
ただ、最近の研究では、MRIなどの画像診断で明らかに脳に変性が見られても認知症の症状が出ないケースがあることが明らかになってきました。
個人個人の生活を追っていき、認知症の症状が出たグループと出なかったグループの違いをリサーチした結果、以下の2点が報告されたそうです。
1 生活圏の広さ
認知症が出たグループが、比較的せまい社会的つながり、行動範囲であったのに対し、認知症が出なかったグループは色々なコミュニティーで多くの人たちとの接触が認められた。
2 ボキャブラリーの豊富さ
認知症が出たグループの人たちがしたためた手紙や日記の表現が事実だけを淡々と書き記すようなものだったのに対して、認知症が出なかったグループの人たちのそれは文学的で表現も豊かである傾向が見られた。
このことから、年を取ってからのコミュニティー作り、他人との接触、会話などのコミュニケーションが認知症の予防の一つのカギになると思われます。昔のような3世代が一緒に住み、近所とのかかわりも多かった生活というものが実は認知症の予防にもつながっていたのかもしれませんね。
多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや