top of page

狂気の矛先


多摩市多摩センターの整体院からだやの包丁写真

 北海道釧路のイオンモールで、「死刑になりたい」という理由で包丁で女性四人を切り付け、一人が亡くなるという痛ましい事件がありました。亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。

 同様の事件がここ数年たびたび見かけられますが、大抵は自分より弱い女性や子供を対象にしており、決して「無差別」殺人ではないのです。自分より弱いものを、凶器を所持しているという圧倒的に強い立場から攻撃することにより、現実の自分自身のふがいなさ、どうしようもなさを受け入れられない歪んだ自意識を満たしているにすぎません。彼らは「死刑になりたい」のではなく、「認められたい」だけなのです。

「ボクちゃんが今こんな状態なのはあくまでも仮の姿。本当はとってもすごいんだぞー。だって簡単に人だって殺せちゃうもんねー。みてみて、ボクちゃんすごいでしょー。」

 といった所でしょうか。ちいさい頃から、みんな一人一人が特別な存在で、すばらしい夢に向かって努力!という教育はもちろん良い一面もありますが、もう一方で「自分は特別」という歪んだ自意識を増幅させ、人生に躓いた輩の行き場のない「自己実現」が今後もあちこちで発露する危険性をはらんでいるように私は思います。

多摩市多摩センターの整体院からだや

タグ:

アーカイブ
カテゴリー
タグ
bottom of page