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桑都ペイはじまる


 10月18日より、八王子の電子地域通貨である「桑都ペイ」がサービスを開始しました。これはPayPayやauPAYなどのようにスマホによるQRコード決済で、八王子市内の加盟店でだけ使用できるサービスです。今回は来年2月までの試験的運用ですが、チャージ金額に対し30%のポイントが付く(※30,000円9,000ポイント上限)ため初日のチャージが殺到し、すでにトラブルが生じています。


 八王子でしか使えない制限を設けることにより市内でお金を循環させ、八王子経済の活性化につなげたいというのが市の狙いです。国内での成功例では飛騨高山地域の「さるぼぼコイン」があげられます。


 しかしその狙い通りにいくかは不透明です。というのも飛騨高山では個人店やその地域のスーパーなどが利用の中核を占めるため地域にお金が落ち、それが循環するのですが、今回の桑都ペイの場合某大手コンビニとスーパーでも使用できるため「八王子市内で地域通貨が循環する」状態につながらない危険性があります。その場合「地域通貨」というよりも電子版「地域振興券」としての意味合いが強くなり、最初の利用だけで終わってしまう可能性が高いと言えるでしょう。


 「桑都ペイ」を地域通貨として定着させるには八王子市内の個人店の充実とその魅力のアピールが重要です。現時点の市のホームページのように使えるお店の一覧表だけでは個人店での利用が伸びず一過性のキャンペーンとして終わってしまうのではないでしょうか。


多摩市多摩センターの整体院身体均整堂からだや

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